ナンテンハギ

 今日は昭和の日、祝日のフィールドはリモコンのプロペラ機がうなりを上げて急上昇、急降下などその腕を見せつけている。
足元ではコメツブツメクサシロツメクサとタックを組んで益々勢力を広げている。しかしよく見るとその中に花も小ささもそっくりなコメツブウマゴヤシがある事に気がついた。種の形を見ないとその識別は難しい。小さなと云えばカナビキソウも人後に落ちない。花の小ささもさる事ながら細い葉の腋に同じ様な色なので、まず気が付かない。
去年の秋に草刈されなかった斜面、枯草が残っている中でナンテンハギ(南天萩)が花をつけ始めた。葉の形がナンテンに似ているのでこの名前が付きました。それにしても今年は早い。


  
左からナンテンハギ、カナビキソウ、コメツブウマゴヤシ  
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2009年04月29日 Posted by 松ぽっくり at 16:42Comments(2)フィールド

野イバラのブリッジ

 今日の午後は雷が鳴ったり、さっと雨が降ったりと不安定な天気で気温も低めでした。フィールドはカラスムギネズミムギなど草丈のあるものが増えて来ました。草丈と云えばタンポポに似ていて背が高い、ヨーロッパ生まれのブタナも目につき出した。
ブタナはタンポポと違い花の付く茎が途中で枝分かれして高さが50㌢以上になります。
ノイバラも白い花を開き始めました(時々うすいピンクの花もあります)伸びた枝がきれいなブリッジを作っていたので一枚。ナミテントウの2星型にも出会いました。



左からノイバラ、カラスムギ、ブタナ、ナミテントウ  
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2009年04月28日 Posted by 松ぽっくり at 17:40Comments(0)フィールド

ニワゼキショウ

 ムクドリが巣材を集め始めて子育ての準備に入ったようだ。ニワゼキショウも咲き出して、フィールドは初夏の顔を見せ始めた。
ニワゼキショウは花の色が2型あり、その他に少し背の高い「オオニワゼキショウ」がある。
秋におばさん達がつるを、リース用に切り取っていたツルウメモドキが花をつけた。秋のあの赤い実とは対照的に小さくて薄緑色の目立たない花です。この蔓も雌雄別株です。



左からニワゼキショウ(2)、ツルウメモドキ雌花、雄花  
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2009年04月27日 Posted by 松ぽっくり at 17:57Comments(0)フィールド

アザミの歌

 小さい頃、ラジオから流れて来る歌謡曲を覚えては歌い、褒められると嬉しがって盛んに歌っていた。そんな中に「アザミの歌」もあった♪山には山の愁いあり~♪と意味も分からずに歌っていた記憶がある。
フィールドでノアザミがその存在感を見せ始めた。アザミの仲間もかなりあるが、ほとんどが夏から秋にかけて咲く。春に咲くアザミはノアザミだけと云ってもいいようだ。
蝶の姿も随分と増えてきた。おそらく羽化して間もないと思われるアゲハが草陰で体勢を整えるかの様に止まっていた。湿ったような色彩が美しかった。
夏の盛りになるとその辺を埋め尽くすように広がるヤエムグラの花はその勢いとは対照的に直径1.5ミリと超小型、色も薄緑色でほとんど目に付きません。一応確認しておきましょう。



左からノアザミ、アゲハ、ヤエムグラ
  
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2009年04月24日 Posted by 松ぽっくり at 22:40Comments(1)フィールド

レッドクローバー

 セッカの声が耳に付くようになって来ました。空へ上がりながらヒッヒッヒッ と鳴き、下がりながら チャッチャ、チャッチャと鳴きます。どんな理由で鳴き分けているのでしょうね?訊ねてみたいものです (?_?)?
シロツメクサから随分と遅れてムラサキツメクサが咲き始めました。明治の頃、牧草として入って来たものが野生化したそうです。
シロツメクサに比べ背丈も花も一回り大きい。牧草学では『レッドクローバー』と云うようです。その傍でマメ科が食草で特にシロツメクサが大好きなツバメシジミ♀が花にお尻を差し込むようにして産卵していました。それぞれ好みが異なる事で様々な種が共存して行けるのでしょう。東向きの斜面ではタツナミソウも咲き出した。花の形を泡立って寄せて来る波に見立てて付けられたようです。


  
左からムラサキツメクサ、ツバメシジミ♀、タツナミソウ  
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2009年04月23日 Posted by 松ぽっくり at 21:33Comments(4)フィールド

藤の花

 エノキに絡み付いたフジが遅ればせながら目立つようになってフィールドも百花繚乱の様相を呈してきた。お庭の花々のように
派手では無いがそれなりの風情がある。あれもこれもとデジカメを構えるが今日の風は止めどなく吹いてお手上げ !(-_-)!
と云う事でランナーを出して広がりながら咲き始めた背の低いムラサキサギゴケにご登場願いました。ここのムラサキサギゴケは色が薄くてトキワハゼに似た感じです。
今日の虫さんは「マサシガメ」丁度獲物を捕えて体液を吸っている所でした(;一_一)う~ん小さいが中々凄みのある容貌でござるな・・・


  
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2009年04月22日 Posted by 松ぽっくり at 18:26Comments(0)フィールド

ホタルカズラ

情報を頂いてフィールドから少し河下に行った土手の斜面に出向きました。ホタルカズラが星を散らしたように咲いていました。少し盛は過ぎた感じでしたが、深みのある空色は離れた所からも眼をひきます。ホタルカズラは漢字にすると「蛍蔓」花の色を蛍の光にたとえた、との事ですがそれも幾つかの条件が重なっての事でしょう。
今日は24節季の穀雨、この頃の雨は穀物を育むのに重要な役割を担うのでしょう。
予報によれば明日はその雨になるようです。(-_-)~~


  
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2009年04月20日 Posted by 松ぽっくり at 21:41Comments(0)フィールド

キリシマツツジ(植栽)

休日の昼下がり、河原は今日も平和が支配している (-。-)y-゜゜゜ 植栽のキリシマツツジが花の数と思い切り派手な色で衆目を集め、その足元では競うようにコメツブツメクサが咲き広がっている。確かに花の数では勝っているようだが、いかんせん、その小ささと色のアピール度の低さで人々に認識されるに至っていない。コメツブツメクサは漢字にすると「米粒詰草」クローバーの弟分でヨーロッパからの渡来者、全国の河原ではすでに常連となっている。


右コメツブツメクサ拡大

 風に乗って綿毛が漂っている。柳絮と言うらしい。柳は種子に綿毛を付けて風にその行く末を託しているようです。  
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2009年04月19日 Posted by 松ぽっくり at 20:42Comments(0)フィールド

花水木

 土手の下の家のハナミズキが咲きました。日米親善の木として有名。と云っても桜の返礼として贈られたのは大正時代の事。別名は「アメリカヤマボウシ」原産地の大きいものは高さ12㍍にもなるらしい。日本のヤマボウシよりもいかにもアメリカらしい色合いですね。今日は空模様がはっきりしなくて風も・・・いつもの事だがカメラを構えての風待ちは (;一_一)・・・・。
防災用のブロックを積んである陰にトウバナが咲いている。道端とか空き地とか、どこにでもある小さな草だがこのフィールドでは意外に少ない。このところ少々強面の方との出会いが続いています。本日は『ワカバグモ♂』その名のように若葉色のクモさんです、このお仲間としてはやさしげな方だと思いませんか? (-。-)y-゜゜゜



左からハナミズキ、トウバナ、ワカバグモ  
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2009年04月17日 Posted by 松ぽっくり at 17:49Comments(0)フィールド

里桜

 里桜が咲き始めた。色が濃くて八重で、ちょっと厚ぼったい感じがするけど…でも春らしい色だね (^_^)♪
河原のオニグルミも雌花、雄花が咲きそろったよ、雌花の柱頭は鮮紅色、若緑色の中に映ている。雄花は長く垂れ下がって一見花には見えそうにないね。秋にクルミの実の収穫を期待しよう。
陽気が良くなると、いろいろお出ましになる。太くて長~いやつに行く手を阻まれた、(+o+) オー NO !青大将ー? しばし見つめ合ったが迷惑そうな顔で草むらへ引き返していった。m(__)m 失礼しました。



左からサクラsp、オニグルミ雌花、雄花、長もの  
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2009年04月16日 Posted by 松ぽっくり at 18:20Comments(2)フィールド

カマツカ

 水路に浮かんでいた桜の花筏は昨日の雨できれいに流れ去った。土手の桜も大部分が葉桜となり、入れ替わるようにキリシマやモチツツジが咲きだした。春は花の途切れる時が無い。
水門の池からヒドリガモの姿が消え、オオバンとアイガモが残った。故郷へ子育ての帰路についたのだろう。 たっぷりの雨で緑は大いに勢いを増し、フィールド突きあたりの藪では藤の蕾も膨らんで、カマツカが小さな花を沢山付けた。細い枝が風にしなっている。カマツカは漢字にすると「鎌柄」となる。材質が粘り強いので鎌や斧の柄に使われたらしい。
虫たちとの出会いも増えた。ハナグモがノイバラの葉の上で両手を広げ、葉になりきって獲物を待ち伏せしている。クヌギの葉が好きなクロボシツツハムシの姿も見える。躍動の季節だ~ (-_-)zzz の季節でもある。



左からカマツカ、ハナグモ、クロボシツツハムシ  
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2009年04月15日 Posted by 松ぽっくり at 18:13Comments(0)フィールド

黄色い花

 今日も暑いですが天気は変換点に差しかかって来たようです。明日は崩れる予報が出ました。この辺で一雨あった方が草木は助かるのでしょう。土手の斜面はニガナの数が増えて来ました。細い茎の先で小さな花が揺れています。葉や茎を切ると、苦味のある乳液が出るので〈ニガナ〉の名が付きました。その黄色い花の中に違う黄色が見えました。ミヤコグサが咲き始めたようです。マメ科の多年草で茎は地を這って広がります。花の形はのっぺりしていて今一つと云う気がしますが、色は結構きれいな黄色をしています。京都に多かったことから、この名が付いたと言われていますが日本中にあります。

 左ニガナ右ミヤコグサ  
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2009年04月13日 Posted by 松ぽっくり at 16:20Comments(0)フィールド

二人きりになったね!

 土曜の昼下がりは上げ雲雀なき出でて人影もまばら、頬白は梢で一筆啓上を繰り返し、鶯の鳴く、風は心地よく我一人太平の野を行く、のどか~ (^-^)~
タンポポの綿帽子が目立ちます、風に乗ってすでに旅立ったものもいます。(^。^)/~~ この陽気でヒメハギが一斉に咲き始めました。草丈は10~20㌢と低く、葉も花も1㌢ほどしかない小さな花ですが良く見るとかなり変わった形をしています。小さな花を見るときはルーペを使うと、大きな感動をいただく事があります。


  
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2009年04月11日 Posted by 松ぽっくり at 17:04Comments(3)フィールド

小さな花

 良い天気が続きます、ただ河原は午後になると風が出る事が多いような気がします。河原や荒地の定番、ノミノツヅリが土手の下に広がっていました。直径5㍉程の小さな花ですがよくよく見ると中々整った形をしています。ノミノツヅリは漢字を当てると《蚤の綴り》となります。綴りとは粗末な衣の事で、その小さな葉を蚤の衣に見立てたとの事です。しかし最近では蚤を見る機会もあまり無いようですが。(>_<) 土手の端にマツバウンランが揺れていました。こちらは北アメリカ生まれの外来者、畑の隅や芝生などでよく見かけるようになりました。おそらく肥料などに種がまぎれて広まったのでは、と言われています。(-。-)y-゜゜゜

左からノミノツヅリ、マツバウンラン  
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2009年04月10日 Posted by 松ぽっくり at 23:10Comments(0)フィールド

マメ科3姉妹

 思わず腕まくりをしてしまいました。ついこの間まで西風に首をすくめていたのが嘘のよう。春たけなわであります。
ご近所の庭先は、パンジー、ウンラン、サクラソウ、etc まさに百花繚乱。と云う事で我がフィールドではあえて小さな花を・・・今土手の斜面で一番多くの花を咲かせているのはスズメノエンドウで花の大きさは3~4㍉、これと競うよう咲いているのがカスマグサでありまして、こちらの花の大きさは5~7㍉とほんのわずか大きいのです。そして一番大きいのが12㍉~18㍉の花をつけるカラスナエンドです。
カスマグサの名前は花の大きさがラスとズメの間なので『㋕㋜間』となったそうです。うそみたーい (@_@;)



左からカラスノエンドウ、カスマグサ、スズメノエンドウ  
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2009年04月09日 Posted by 松ぽっくり at 18:21Comments(4)フィールド

クローバー

 いい陽気になって来ました。風が苦にならなくなった、と云うより心地よささえ感じます。icon01
シロツメクサ(クローバー)の花の数が増えて来ました。この花で遊んだ思い出のある方は多いと思います。四葉を探したり、花をあんで冠を作ったりと・・・名前の由来はオランダの国王より徳川将軍家に贈られたガラス器の間にこの草が詰めてあった事から「詰め草」と呼ぶようになったと言われています。丁度ベニシジミが逆立ちで蜜を吸っていました。face06
カラタチは2週間程前からしっかり咲き続けています。


  
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2009年04月08日 Posted by 松ぽっくり at 20:56Comments(2)フィールド

人知れず咲く

 吹く風も心なしか角が取れてきた様です。チラホラ散り始めた桜の花とは対照的に、ごく地味に花をつける木もあります。どちらかと云うとそんな木の方が多いかも知れません。河原のアキグミやエノキなどもそんな仲間です。アキグミは秋に赤い小さな実を沢山付けます、かなり渋みは強いですが食べられます(どちらかと云うと果実酒向きかな) 秋に実をつけるのでアキグミ。夏に実をつけるナツグミもあります。大木になるエノキは種子の発芽力が強く河原でも良く見かけます。大きな木とは裏腹に花は小さくて若葉と同じような色なので花が咲いているようには見えません。秋に実る小さな黒い実は鳥たちの食糧になります。鳥と云えば、ジョウビタキの姿が見え無くなりました、大陸へ旅立ったのでしょうか。

左アキグミ右エノキ
  
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2009年04月06日 Posted by 松ぽっくり at 17:00Comments(0)フィールド

満開

 3日見ぬ間の・・・と云う事で土手の桜は満開になっていました。
風もなくあたたかで、穏やかな休日の午後であります。(^。^♪
土手を下りて流れに近い方に行ってみると、柳の陰にカンザシの様なキブシの花がぶら下がっていました(大分すがれていますが)山に行けば普通にある木ですが、鳥が運んだか流れ着いたのかこの河原では初見です。
それから雌雄同株のヤマグワがありました。普通ヤマグワは雄株と雌株に別れているのですが、まれに一つの木に雄花と雌花が付く事があります。これはそんなタイプのようです。(>_<)



左から桜、キブシ(雌花)、ヤマグワ(雌花)(雄花)  
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2009年04月05日 Posted by 松ぽっくり at 22:14Comments(0)フィールド

イチロベエゴロシ

 照ったり降ったり、変な日でした。河原でドクウツギが花を付けました。花と云っても花弁は長さ1ミリと短いのでほとんど見えず、雄花は細い花糸に葯がぶら下がっているだけ、雌花はガクの先から5本の赤い花柱が見えるだけです。花の時はこんなに小さかった花弁も秋になると肥大して果実を包み込み赤い実のようになります。
この木は名前の通り猛毒植物で、生葉24㌘が致死量と云われるほどです。猛毒さを裏付けるように別名も物凄く、『イチロベエゴロシ』! 県内では『ウシコロシ』『シタワレ(舌割)』など猛毒を表現する方言が色々あります。県内のある村では赤黒く熟した果実を子供が食べて、お腹を膨らませて死んだと云う話も伝わっています。ご用心、ご用心 (+o+)

左ドクウツギ雄花、右雌花
  
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2009年04月01日 Posted by 松ぽっくり at 17:49Comments(0)フィールド