クリアーした

       22日から出会日々是新2
       http://naopeno2.eshizuoka.jp/
        へ移動しています。

     コヒルガオ


 台風一過の晴天になったが風が強い。ただその風が北寄りと云う事も有ってサラリとしていて気温の割には大分すごし易い。
 みかん畑の下にコヒルガオが広がっていました。
最近は「ヒルガオ」との中間型が割と多く見られるが、「全体やや小さく、花の色はうすく、葉の基部左右の耳はほぼ直角に張り出し、花柄の上部にちぢれたヒレがあり、包葉の先がとがる」などほぼ全てのポイントをクリアーした「コヒルガオ」でした。

 土手斜面のススキの葉に夏の陽をあびてコガネ色のバッタがいた。調べてみるとどうやら『ショウリョウバッタ』褐色型の幼虫のようだ。まだ翅は伸びきっていない?


          
タグ :自然


2011年07月21日 Posted by 松ぽっくり at 16:42Comments(0)フィールド

驚異の

      ワルナスビ


 土手下の茶畑にワルナスビが入り込んでいた。
北アメリカ原産でナス科のこの草は明治の初期に千葉県の牧場で最初の侵入が確認され、「オニナスビ」あるいは「オニクサ」と呼ばれたらしい。
今では北海道から沖縄まで全国に分布を広げていると云う。
 この草は根の切れはし、1㌢程度からでも新たな株を作る能力があり、その根は1㍍以上の深さにまで達する事が確認されている。まさに驚異の繁殖力です。
と云う事で、畑などに一度侵入されるとその根絶は困難を極め、農家泣かせの草と云えるようだ。
 今日は朝から雲が広がり、日差しが無い割には気温は高い。
  
タグ :植物


2011年07月18日 Posted by 松ぽっくり at 17:03Comments(0)フィールド

虫が集まる

       ホルトノキ




 日曜日の昼下がり、天気予報で云う所の「体にこたえる暑さ」をおして少年野球が繰り広げられている。ただ大人達はテントの日蔭に執着しているのようだが。
 ホルトノキの開花が始まった。この木の開花を見るのも3回目、まるまる3年過ぎた事になる・・・「歳月人を待たず」face07
花の5枚ある花弁は細かく糸状に裂け、雄しべは多数あり、花には大小問わず
虫が集まる
常緑樹だが赤く紅葉した老葉をポツリポツリと一年中付けていて、識別のポイントになる。
 少し前から姿を見せていた「ウスバキトンボ」にプラスして今日は「チョウトンボ」が土手の上に姿を見せた。大きすぎる翅が風に翻弄されてキラッと光る!季節の流れが見える。


  
タグ :自然


2011年07月17日 Posted by 松ぽっくり at 16:37Comments(0)フィールド

下から順に

       クマツヅラ




 暑い晴天が続いてフィールドの草達の中でも元気なものと「シンナリ」しているものとがある。
 空地の一画で小さな花を付けているクマツヅラは元気そのもの!盛んに枝分かれし、それぞれの先に花序を作って白っぽい花を下から順に咲かせている。
この草と出会うのは乾いた土手や荒地など、帰化植物的環境が多い。名前は「熊葛」と書くようだがその由来はよく解らない。
 そろそろ一雨ほしいころだ。  
タグ :植物


2011年07月15日 Posted by 松ぽっくり at 16:15Comments(0)フィールド

水路で

           セ リ


 今日も軽く30℃を超えてかなりの暑さだが、体が慣れてきたのだろうか?それほどきつく感じない。
 少し上流の土手下の水路でセリが花を付けていた。
春の七草として知られ、特有の香りがあり「ミツバ」と共に山菜として逸品だが、花の咲く頃になるとアクも強く、かたくなって食べられない。
春、若苗の出る様子が競り合うように見える事から「セリ」の名が付いたと云われています。
 そのそばの葉蔭で「ハグロトンボ♂」が強い日射しを避けるようにとまっている、
金属光沢の胴体が美しい。



  
タグ :自然


2011年07月14日 Posted by 松ぽっくり at 17:04Comments(0)フィールド

勢いがない

      コマツナギ


 強力な日差しに負けて、柳の木陰でしばし汗をぬぐう、風は思いの外乾いていて気持がいい!
土手の草たちは草刈りで一斉に再スタートを切ったが、勢いのいいものとそうでないものとがある。
コマツナギも咲き始めているがいつもの年に比べ勢いがない。細々と咲いているように見える。栄枯盛衰は世のならいなのでしょう。
マメ科の「コマツナギ」は栄養価が高く、それを知っているのでしょう牛や馬など家畜は好んで食べるようです。
 進む先々で「チョン、ギー 」と「キリギリス」の声が聞こえてくる。姿を見たくて声の方に近づくと鳴き止んでしまう。結構警戒心が強いとみえて確認出来ない。気配は夏!  
タグ :植物


2011年07月05日 Posted by 松ぽっくり at 17:07Comments(2)フィールド

くびれる

      クララ豆果


 この前の雨はいつだったかな~暑さばかりが際立って梅雨の最中である事を忘れてしまいそう。
お地蔵さんの奥でクララの豆果が大分膨らんでいた。
毎年、土手斜面のあちこちで花を見るが、大抵は花が咲いて少しした頃に草刈りが入るので豆果を確認出来ずにすぎてきた。今回は草刈りの手の及ばない所なので、初めて確認する事が出来た。
 豆果は豆と豆の間が数珠状にくびれる特徴があるようだ。
有毒である事は牛馬の方も先刻承知で牧草地などではしっかり食べ残される。  
タグ :植物


2011年07月04日 Posted by 松ぽっくり at 17:18Comments(0)フィールド

一日の美

       ヤブカンゾウ


     弁化していない雄しべが確認できる。


 「ノウゼンカズラ」やヤブカンゾウなどオレンジ色の花があちこちで目に付くようになって、暑さも定着してしまった感がある。
 竹やぶの横の土手にも「ヒメジョオン」と並んで咲き始めたのが遠くからもよくわかる。
この花は雄しべや雌しべが花弁化して八重咲きとなりますが、完全に弁化していない雄しべも混じっている。
属名の「ヘメロカルリス」はギリシャ語で「一日の美」と云う事でこの仲間の花は朝開いて夕方にしぼむ1日花
「ワスレグサ」の別名も有り、古い時代に中国から食用か観賞用に持ち込まれたものが野性化したと云われている。中国名は「ケンソウ」  
タグ :植物


2011年07月03日 Posted by 松ぽっくり at 16:03Comments(0)フィールド

隙間に

      トウネズミモチ




 防災用のブロックの隙間に生えているトウネズミモチが枝先によく目立つ大きな花序を付けた。
鳥の糞が運よく20cm程の隙間に落ちて育ったものでしょう。
小さな花の集まりにはハナムグリの仲間や様々な虫達が訪れ、そのおかげで秋にはたわわに実を付けます。
 中国原産で明治の頃に入ったと云われていますが、成長が早く丈夫なので公園や工場の緑化樹として、今でもよく植栽されています。
名前の方は外国産で「ネズミモチ」に似ているので「唐鼠黐」となりました。
 漢方では果実を乾燥させたものを「女貞」と呼び、強壮薬として使われるとの事です。
  
タグ :植物


2011年06月30日 Posted by 松ぽっくり at 17:04Comments(0)フィールド

恐らく

     ドクウツギ


 朝から降ったり照ったりの荒れた天気、気温は昨日より多少低いがそれでも結構暑い。
河原のドクウツギの実が黒くなってきた。ものの本には「果実は甘い」と書いてあるが、シタワレ、ネジコロシ、オニコロシ、ウマオドロカシ、ヒトコロビ、イチロベゴロシ、
など
物騒な別名の数々を知っていたり、植物を少しでもかじった事のある者ならまず口にしないでしょう。
昔から「食うと死ぬ」と評判の高い植物ですから!
 黒く熟した実はやがて地面に落ちるが、その辺りにアリが群がっているのが見られるので、
恐らく甘いのでしょう。評判の猛毒もどうやらアリには通用しないとみえる。


  
タグ :植物


2011年06月27日 Posted by 松ぽっくり at 17:05Comments(0)フィールド

盛んに繁茂する

     ヤブガラシ


     花弁と雄しべは午前中に落ちてしまう


 連日の真夏日。空調のリモコンについ手が伸びてしまう。
この季節はつる植物がよく目に付く。金網に絡みついたヤブガラシが沢山の花を付け、その小さな花にミツバチが入れ替わり立ち替わり訪れていた。
この花はガクが退化し、緑色の花弁、雄しべ4、雌しべ1からなるが、開花すると間もなく花弁と雄しべは散り落ちていまい、後に雌しべとその子房をとりまく花盤が残る。
花盤ははじめオレンジ色でのちにうすいピンクに変わるがこの小さな花盤から蜜が分泌され、花弁が落ちた後も昆虫達が次々にやって来る。
名前は地下茎を長く延ばし、藪を枯らす程さかんに繁茂する事から「藪枯らし」と付けられたようです。別名は「貧乏蔓」face07  
タグ :植物


2011年06月23日 Posted by 松ぽっくり at 17:29Comments(0)フィールド

成長が早く

       アカメガシワ雌花


      雄花


 天気は急速に回復し昼前には日が差して南西の風が強い。
今年もアカメガシワが花を付けて、1年の半分が終わろうとしている・・・。
日当たりの良い所が好きなこの木は成長が早く、数年で5㍍程の高さになるものもある。
土手下に何本も並んでいる「アカメガシワ」はまだ3㍍程だがそろって花を付けてた。
雌雄別株で、花には花弁が無い。雄花は多数の雄しべが丸くなって小さなポンポンの様に見える。雌花も沢山並んで付き、3つに開いた雌しべの先だけが目立つ。
 ごくありふれた木だが、樹皮を煎じたりエキスを胃酸過多や胃潰瘍の薬としても使われたようだ。

  
タグ :植物


2011年06月21日 Posted by 松ぽっくり at 16:41Comments(0)フィールド

板バネの

      アメリカフウロ(角果)


 雨は期待通り昼前に上がってくれた。このまま明日の夕方までもってくれる事を再度祈ろう。
土手の下でアメリカフウロの角果が思いっきり反り返っていた。
板バネの様に反り返っている部分は始めまっすぐ下にくっ付いているが熟すと1個ずつ上に反り返る、その反動を利用して種を遠くに弾き飛ばす。分布を広げる為の知恵だろう!
 これは「フウロソウ属」の特徴で、在来種の「ゲンノショウコ」も全く同じ仕組みで種を弾き飛ばす。日本産の「フウロソウ属」の種は表面が滑らかだが、「アメリカフウロ」の種は網目状の隆起した模様がある。
    土手の斜面に上がってきた「キジ♂」とばったり出くわした。


  
タグ :自然


2011年06月17日 Posted by 松ぽっくり at 16:56Comments(0)フィールド

タンポポモドキ

      ブタナ


 背の高いタンポポを思わせるブタナ、一番最初に草刈りの済んだ土手の上で早くも小群落を作り花を咲かせている。
一度やそこら刈られてもたちまち復活する逞しさは、熱帯の高地を含めてほぼ世界中に帰化していると云う事がうなずける。
1930年代に札幌で見つかった時は「タンポポモドキ」と命名されたとか、その名は現在別名として使われている。
 雨は思いの外早く、昼前にはパラパラし始めた。願わくば明日の昼頃までに上がってくれる事を祈りたい。


  
タグ :植物


2011年06月16日 Posted by 松ぽっくり at 17:48Comments(0)フィールド

南に多く

      クマノミズキ


     小さな花の集まり


 二日程ご無沙汰している間に、土手の草刈りはほぼ完了していた。昨年は部分的に残した所もあったが、今年は一部の隙も無く刈られている。
そんな中、河原の「オニグルミ」の実は大分大きくなり、その「オニグルミ」と「エノキ」に挟まれているクマノミズキが小さな花のかたまりを枝いっぱいに広げて満開です。
名前の「熊野水木」は三重県熊野に産すると云う事で付けられたが、ほぼ全国的に見られる。ただ量的には南に多く雪国には少ない
花は蜜を多く含み、黒っぽい「蜂蜜」が採れると云う。

お地蔵さん下の藪、ここは草刈り除外地らしく毎年刈られる事は無い。そこの「ヤブジラミ」の小さな花に「ツバメシジミ」夏型♀が訪れていた。





  
タグ :自然


2011年06月15日 Posted by 松ぽっくり at 16:43Comments(0)フィールド

引けを取らない

      テリハノイバラ




 イバラの苑へ踏み込むのをためらっていたがテリハノイバラがそろそろ盛りを過ぎそうなので意を決して進入。
開花直後の花を探している内に案の定、指先とムコウズネに刺の報復を受けた。
海岸や河原など簡単に見られる花だが「ノイバラ」に比べ一回り大きな白い花に多数の黄色い雄しべ、小さくツヤの有る端正な葉。園芸種に引けを取らない清楚な美しさを持っている。
 今年の梅雨はシトシトと降り続かないので助かる。  
タグ :植物


2011年06月12日 Posted by 松ぽっくり at 18:16Comments(0)フィールド

オレンジ色の

      ハゼノキ


      オレンジ色の葯が目立つ雄花


 湿度が高いとみえてジットリと暑い。土手の草刈りも佳境に入ってきて、咲き始めたばかりの「ウツボグサ」も開花後4日であっさりゴミと化した。
 お地蔵さんの上の疎林縁、さすがにここまでは手が回っていない。ハゼノキが黄緑色の小さな花を泡のように盛り上げていた。
ハゼノキは雌雄別株でこの木は雄木、近づくとオレンジ色の葯が目立つ。この比較的地味な花に対し秋の紅葉は美しい。県内、土肥町の日陰山はハゼの紅葉で知られている。
 中国、ヒマラヤが原産とされ、別名が「リュウキュウハゼ」や「サツマウルシ」、これは伝播経路を示すものと云われている。

  
タグ :植物


2011年06月10日 Posted by 松ぽっくり at 17:48Comments(0)フィールド

無防備で

         ネジバナ




 広場や土手にネジバナが咲きだした。この花を見ると暑い夏が蘇る。過ぎた日のボール遊びの最中、汗まみれで倒れこんだ鼻先にネジれていた記憶。
 ラン科の植物は一般的に日蔭を好むものが多い中、この花は炎天下に無防備で立っています。ちょっと変わったラン科ですが、「ひねくれもの」とは口が裂けても言いません!
野の花の愛らしさランキングでは上位に入れたい花です。
 まだ梅雨に入ったばかりで、本格的夏はもう少し先のはずだが気温はすでにそれに近いものがある。
  
タグ :植物


2011年06月09日 Posted by 松ぽっくり at 17:42Comments(0)フィールド

太く短い

         ウツボグサ




 チガヤの穂はほうけて膨らみ、風が小さな種の付いた綿毛をあたり一帯にまき散らして道端には綿ぼこりの様に積もっています。
そんなチガヤに埋もれるようにウツボグサのトップバッターが姿を見せました。
花の咲く前はその気配さえ感じさせませんが、鮮やかな青紫色の花が咲くとよく目立ちます。
太く短い穂に唇型をした花が下から上に順に咲いていきます。
 夏、花が終わると穂はカサカサと乾燥して黒っぽくなるので「夏枯草(カコソウ)」とも呼ばれます。
 例年なら5月の内に姿を見せるので今年は少し遅れた事になります。

  
タグ :植物


2011年06月07日 Posted by 松ぽっくり at 16:35Comments(0)フィールド

内陸の県からは

         シロバナマンテマ




 雨の心配は無く、気温も上がって夏日。
 柳の下の草むらでシロバナマンテマが咲き始めていた。シロバナと云う名前が付いているが真っ白いものはあまり見かけない。色の濃い薄いは有るが大抵薄紅色の花が多い。
 ヨーロッパの原産で北海道から九州まで帰化している様ですが内陸の県からは報告が無いとの事です。
県内では海岸や河原、疎林、道路の中央分離帯、公園、と至る所で見かけ、最近テレトリーを広げているように感じる。萼筒の長い毛がよく目立つ。
 前回取り上げたときは「マンテマ」として載せましたが「シロバナマンテマ」が正解のようです。  
タグ :植物


2011年06月06日 Posted by 松ぽっくり at 17:40Comments(0)フィールド