イチロベエゴロシ

 照ったり降ったり、変な日でした。河原でドクウツギが花を付けました。花と云っても花弁は長さ1ミリと短いのでほとんど見えず、雄花は細い花糸に葯がぶら下がっているだけ、雌花はガクの先から5本の赤い花柱が見えるだけです。花の時はこんなに小さかった花弁も秋になると肥大して果実を包み込み赤い実のようになります。
この木は名前の通り猛毒植物で、生葉24㌘が致死量と云われるほどです。猛毒さを裏付けるように別名も物凄く、『イチロベエゴロシ』! 県内では『ウシコロシ』『シタワレ(舌割)』など猛毒を表現する方言が色々あります。県内のある村では赤黒く熟した果実を子供が食べて、お腹を膨らませて死んだと云う話も伝わっています。ご用心、ご用心 (+o+)

左ドクウツギ雄花、右雌花
  
タグ :植物


2009年04月01日 Posted by 松ぽっくり at 17:49Comments(0)フィールド