ミツバツチグリの花

 生垣のカナメモチの赤い若葉が目立つようになってきました。風の冷たい日が思いの外続いて、堤の桜は咲こうか咲くまいか思案しているようです。今日は何気に土手の下に降りてみました。少し行くと、ワレモコウの若葉が目につきました形の良い特徴のある葉です。その先に黄色の小さな花が、ミツバツチグリでした。ヘビイチゴの花と似ていますがガク片の長さで識別できます。ヘビイチゴはガク片が花弁より大きくはみ出しています。近くで見させて頂き、戻ろうとして足元を見るとスミレが、今度はニオイタチツボスミレでした。名前に「ニオイ」と付いていて香りがするとの事ですが、私にはどうしても感じません。他の人に聞くと香りが有るといいます。なんで~ 、別に鼻が悪いわけではありません、他の匂いはちゃんとわかります、<`ヘ´>
今日のように何気に寄った所に花が咲いている事はよくあります、自分的には花に呼ばれたと思っています。(^^ゞ



左からミツバツチグリ、ニオイタチツボスミレ、ワレモコウの葉  
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2009年03月31日 Posted by 松ぽっくり at 21:13Comments(2)フィールド

ヒメスミレ

 土手の斜面にスミレ色が目立ちます、以前にも載せましたがヒメスミレの花つきの良い株に呼ばれましたのでもう一度。
葉がスミレとは違い、長三角に近いような形です。葉の裏は紫色を帯びたものが多い様です。花の中の両側に白い毛があります。人家周辺に多いスミレでアスファルトの隙間などにも顔を出します。 キランソウも小さな花を沢山付けて土手に張り付いています。別名をジゴクノカマノフタと云います。張り付くように広がった様を云ったのでしょうか?誰が付けたか知りませんが、すごい空想力ですね、つけた人に会ってみたいものです。


左ヒメスミレ右キランソウ  
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2009年03月30日 Posted by 松ぽっくり at 17:33Comments(4)フィールド

レンゲ草

 今日のフィールドは昨日よりさらに強風、途中でコース変更。
近くの休耕田に行ってみました。レンゲが咲いていました。
一昔前は田んぼ一面にピンクの絨毯を敷いたような情景がよく見られましたが、最近は近くの田んぼが減ってしまったせいか
中々そんな場面にぶつかりません。一緒にケキツネノボタンも咲いています。植物の名前はカタカナで書く事になっていますが、
あえて漢字で書くとケキツネノボタンは《毛狐の牡丹》となります。こちらも田んぼに付き物の草です。キンポウゲの仲間なので花に光沢があります。 風の強い日は中々シャッターが切れなくて (-"-)


左レンゲ、右ケキツネノボタン

  
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2009年03月27日 Posted by 松ぽっくり at 16:36Comments(2)フィールド

ウラシマソウ

 西風が強い!帽子が飛びそう (~o~) 前に進まない、冷たい、クー (-"-) 泣き言はこの位にしてと、(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
フィールドのつきあたり、いつもの小山の下の藪にウラシマソウが咲きました。里芋の仲間です。名前の由来は長く延びた付属体を浦島太郎の釣り糸に見立てたと言われています。筒の中から出ているのが見えますか? 60㌢程にもなります。
花はこの筒の中にあります(花といっても雄しべと雌しべだけですが)植物体が若いうちは雄花だけ付け、肥大した大きな球茎を持つ大きな株になると雌花を付けます。
この中間の段階では雄花と雌花が同居する株も見られます。
そうなのです、この植物は性転換するのです(>_<)
秋には真っ赤なトウモロコシの様な実を付けます。
こんにゃくもこの仲間で《肥大した球茎》をこんにゃく玉として利用します。

  
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2009年03月26日 Posted by 松ぽっくり at 18:39Comments(1)フィールド

カラタチ

 雨は思いの外早く上がった。電線でカワラヒワが鳴いている。フィールドは風が冷たく陽気が2、3週間ほど逆戻りした感がある。ほんのり色づいて大きく膨らんだ桜の蕾はそのまま固まっている。
春休みに入ったのだろう河原には子供たちが目立つ。昨日の今日と云う事もあって子供たちはサッカーではなく一様に野球をしている。(^-^) ツバメが頭上をかすめていった。ツバメの渡って来る季節に入ってきたようだ。
昨日まで全く気付かなかったがカラタチが一気に花を付けた、まだ全開ではないが遠目にも白く見える。花と後の鋭い刺との取り合わせが微妙に気にかかる。



  
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2009年03月25日 Posted by 松ぽっくり at 18:57Comments(0)フィールド

クワの雄花

 土手の端でクワが花を付けました。残念ですが雄花なので夏にクワの実を味わう事はできません。花と云っても雄花はおしべだけ、色もウス緑色でほとんど目立ちません。そばを通っても気付かない人がほとんどだと思います。
土手の緑も少しずつ厚みを増して、今日はオランダミミナグサやノボロギクが目に付きました。オランダミミナグサは直径7~8㍉と小さいですがアップにするとなかなかです。花弁の真ん中が途中まで切れ込んで、握りバサミの様な形をしています。一般にナデシコ科の花は花弁に切れ込みが入るものが多いようです。黄色いノボロギク(キク科)は花びらがありません、これで満開です。
(先日ツグミは帰った?と書きましたが、今日3羽見ました)
(^^ゞ 


左からヤマグワ雄花、オランダミミナグサ、ノボロギク  
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2009年03月24日 Posted by 松ぽっくり at 18:05Comments(0)フィールド

クサイチゴの花

 たっぷりの雨で木々の芽がいよいよ動き出しました。コナラの若葉は蕾を伴い、ビロードの様な白毛が輝いて美しい、下に垂れ下がっているのは雄花の集まり、雌花は枝の先の方に付きますがこの段階ではまだはっきりしません。アカメガシワの新芽はまさしく名前の通りで赤くてきれい。アカメガシワはパイオニア植物、荒れ地に最初に現れる樹木の一つです。ごく普通の木達ですがそれぞれに輝く瞬間をもっていて私達を癒しの世界に誘ってくれます。
クサイチゴの大きな花に『モモブトカミキリモドキ』(約10㍉)が訪れていました、確かに腿が太い(;一_一) クサイチゴは5月になると甘いイチゴを提供してくれます。野山を歩く時の楽しみの一つですね。!(^_^)!



左からクサイチゴ、アカメガシワ、コナラ  
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2009年03月23日 Posted by 松ぽっくり at 21:49Comments(0)フィールド

クサボケの花

 昨日の予報では今日は寒くなる筈でしたが当たりませんでした。今朝、急に赤オレンジ色のクサボケの花が目に飛び込んできました。枯れ草色の多い斜面に花だけが散らばっている。葉はほんの少しだけ伸びて、よく見ないと気付かない。日の光を浴びてなかなかのものだ。オニグルミのある河原に降りて見ると、カキドウシも花をつけ始めている、花の後半になるとあんなに伸びる地を這う茎や葉も今は小さくて可愛らしい。 午後は観察会、少し早めに引き揚げるとしましょう。
昨日のスズメノヤリの写真が?なので追加します。(-_-)/~~~ピシー!

  
左からクサボケ、カキドウシ、スズメノヤリ
  
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2009年03月21日 Posted by 松ぽっくり at 10:26Comments(5)フィールド

陽気に

  寒暖計が今日も20℃を指している。ここ何日か初夏の様な陽気が続いてフィールドは一気に春本番。堤のソメイヨシノは蕾がはち切れそう、木によっては一つ二つ咲いているものもある。シナレンギョウは植え込み全体が黄色く見えるほど一気に花をつけた。足もとではスズメノヤリが千本槍の様相を呈しているし、ノジスミレは葉が伸びきる前に小型の花をつけ始め、斜面にすみれ色のアクセントをほどこしている。そして河原のオニグルミは蕾がはっきりわかるようになってきた。
しかし今夜から気圧配置が一変、冬型に戻るとの事、ご用心ご用心 (-。-)y-゜゜゜


  
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2009年03月20日 Posted by 松ぽっくり at 18:34Comments(0)フィールド

ベニシジミ

 昨日まで地表で餌取りに専念していたホオジロが今日は梢でさえずっている。いよいよ恋の季節の始まりかな!
ヒバリも負けずと空高く舞い上がってさえずっている、『雲雀はその昔、お天道様に金すを用立てた、だがお天道様がなかなか金すを返してくれないので日がな一日空高く上がって、利取る利取る、日一分日一分と催促しているんだそうーな』 言われてみれば確かに、リートルリートル、ヒイチブヒイチブ、と聞こえるかな?
ベニシジミが現れた、ごく一般的なチョウだが今シーズン此処では初見。小さな幼虫で冬を乗り切ってきた君に拍手を送ろう。 スミレも花を付けた、春がにわかに勢い付いてきた。


  
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2009年03月19日 Posted by 松ぽっくり at 18:14Comments(2)フィールド

桃の花

 今日は5月の陽気との事、さすがの私も上着を1枚脱ぎました。「野に出れば人皆やさし桃の花」(素十)
風の比較的あたらない斜面にケシ科のクサノオウが咲き始めました。ちぎると黄色の汁が出ます。 土手の斜面もついこの間までの枯れ草色から緑色が大部分を占める様になりました。トトキの数も大分増えてきたので今日は少しいただく事にしました、ひと株から1、2本づつ。これで春の息吹きを3種類いただく事になります。私の頭にも春が来るかな(^^♪



  
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2009年03月17日 Posted by 松ぽっくり at 16:17Comments(5)フィールド

アケビの雌花

 風は冷たいが快晴。風が止むと背中に太陽が心地よい。随分とタンポポの数が増えた、ミツバチは花の中に頭を突っ込んでいそがしく蜜を集めている。ムクドリ、モズ、ハクセキレイ、ビンズイ、ホウジロ、メジロ、ジョウビタキ、いつものメンバーにお目にかかるが今日はツグミの姿を見ない、もしかして北の国へ旅立ったのだろうか?
フィールドの折り返し地点の河原にヤマザクラがあった。あまり大きな木ではないが、花と葉が出て初めて気づいた。クズやフジなどに絡まりつかれているので花の数も少ない。あまり手出しをするのは好きではないが、少しだけ絡み付いたつるを切らせてもらった。  アケビの雌花が開いた。これで雌雄並んで咲いた。雌花の雌しべは写真では6本ですが3~9本と個体によって異なります。雌しべの先端は粘液を分泌して花粉が付きやすいようになっています。ただ、同じ木の花粉では実がなりません。


左アケビ、右ヤマザクラ  
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2009年03月15日 Posted by 松ぽっくり at 17:57Comments(3)フィールド

ヤマブキ

 昨夜来の雨も午後には青空になったが風も強力な北西風に変わりフィールドは相当冷たい。さすがのタンポポも一様に花を閉じている。そんな中、土手にせり出した小山の懐でヤマブキが咲きだした。その近くにハコネシダの若葉が伸びている。ここはある理由で撹乱の手を入れられなかったので、これから何が出てくるか楽しみです。コナラの芽は大きく膨らんで、桜の花芽と争っている。
強風の中、人の数は多く、手に袋を持った人も何人か。


  
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2009年03月14日 Posted by 松ぽっくり at 17:53Comments(3)フィールド

芽出し

今日も風が冷たい、行きつ戻りつ春の歩みは小刻みでもどかしい。
それでも草木は日々それなりの変化を見せる。イタドリの芽出しは赤くてかわいらしい、でもひとたびスイッチが入るとグングン伸びる。その伸び始めたところを子供の頃によくかじった。これもスイバと同じくスカンポと呼ばれる。
ツリガネニンジン(別名トトキ)の若芽も目につくようになってきた。昔から『山でうまいはオケラにトトキ』などと言われ、山菜として利用される。片方のオケラは最近、随分と減ってしまい、なかなかお目に掛れなくなった。


ツリガネニンジン
イタドリ

  
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2009年03月12日 Posted by 松ぽっくり at 16:33Comments(4)フィールド

アケビの雄花

 カンゾウの若芽が一斉に出て来ました。この状態では野カンゾウと藪カンゾウの識別はちょっと無理。それは兎も角カンゾウは昔から山菜として利用されてきました。で、《間引く》と云う大義名分のもと、ほんの少々頂く事となる。
塩ひとつまみを入れサッと茹で、冷水に取る、これを酢味噌か胡麻和えで。今夜のご酒のお供にさせて頂きます。自然の恵みに感謝!m(__)m
アケビの花も開き始めたがまだ雄花だけ、隣の雌花は大きく膨らんでいるが、明日か明後日になりそうです。
今日は昨日とは一変かなり寒くなりました。

 カンゾウの若芽
アケビの雄花
  
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2009年03月11日 Posted by 松ぽっくり at 17:39Comments(4)フィールド

春うらら

 予想外の好天でフィールドはポカポカ。ヒバリが囀り、つくつくツクシん棒も顔を出している。柳の花にはメジロが群がって賑やかい、その下にはスイバ(スカンポ)の花も咲きだした。ツルボの若葉も目立つようになり、ヨモギの葉も増えてきた。少しずつ大地が動き出したようだ。
このフィールドでのタンポポはトウカイタンポポがが圧倒的多数を占めているが、今日は珍しく西日本が主戦場のシロバナタンポポに出会った。さてこの戦いは?
思いがけない好天の休日は、春 う・ら・ら でした。




左からツクシ、コゴメヤナギ+メジロ達、スイバ(雌花)、シロバナタンポポ  
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2009年03月08日 Posted by 松ぽっくり at 16:05Comments(0)フィールド

冴え返りー

 朝方は日差しが暖かくて喜んでいたのですが午後になるとすぐに雲が広がってしまいました、結構寒い。(-"-) 「冴え返り冴え返りつつ春半ば」(西山泊雲)という所でしょうか。
土手の斜面にセグロセキレイが2羽、餌をついばんでいます。最近はハクセキレイに押され気味らしくこの堤では見る機会が減った。   誰かが折った枝が柳の木の下に落ちていた、頂いて来て、観察させてもらった。コゴメヤナギ雄花のようでした。(^-^)


  
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2009年03月05日 Posted by 松ぽっくり at 17:52Comments(1)フィールド

久々の青空

 青空が久しく感じます、明日からまた崩れるとか (-"-) 菜種梅雨には一か月早いと思うのだが・・・
久々の青空にヤナギの花が確認できました(種の特定は花を手に取って見るまで先送りです)
それとヒメウズの小さな❀も咲いていました。花は小さいですが、一応オダマキの仲間です、よくよく見ると似ていると思いませんか、ちなみに外側の花弁状のものはガク片です。


  
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2009年03月02日 Posted by 松ぽっくり at 16:32Comments(2)フィールド

弥生3月

 弥生3月、この響きを聞くと何とはなしに心が弾みます。四季の中で春ほど待たれる季節はない、植物に興味のある人には殊更かも知れない。
近所の田んぼに「コオニタビラコ」が咲いていた。春の七草で云うところのホトケノザ。小さいですが茎が放射状に広がった形を《仏の座》に見立てたのでしょう。花の大きさはそばにあるオオイヌノフグリと比べてもらうとわかると思いますが小さいです。
それにしても今日は寒い。

  
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2009年03月01日 Posted by 松ぽっくり at 16:02Comments(2)日々の暮らし