訂正

     ノハラツメクサ


     直径1ミリ程のノハラツメクサの種子、表面に白い突起が出る


 先日(2/06)「オオツメクサ」として取り上げた外来種、本日種子を採取して確認しました。1ミリ程の黒い種子をルーペでのぞくと表面に棒状突起が出ていました。
従ってノハラツメクサと訂正させて頂きます。
 小さな種をコンデジで撮りましたので写真は今いちですが、それでも黒い種子の表面に
無精ひげの様なポツポツが何とか確認出来ると思います。ちなみに「オオツメクサ」の種子の表面は無毛との事です。
最初は一株だけしか気が付きませんでしたが、今は畑のふちに沿ってかなりの数が花を付けています。
 今日は季節が後戻りして随分と寒い「桃の節句」になってしまいました。
 
  
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2011年03月03日 Posted by 松ぽっくり at 16:24Comments(0)畑地

まゆ玉

     イラガ繭とホシアサガオ種


 畑の縁、イロハモミジの下枝、誰かが掛けた黒紐に絡みついた「ホシアサガオ」は随分遅くに咲いたのだろうか?未だに種が入ったまま残っている。
そんな下枝にイラガの繭がくっ付いていた。普通幼虫は、カキ、ナシ、リンゴ、サクラ、ウメ、クリなどを食べるので繭もそんな木に付いている事が多いが、この木に付いていると云う事はモミジ類も食べるのだろうか・・・・?
6月頃になると繭の上の方(この画像では右側)が切れてそこから成虫が這いだして来る。成虫が出た後、上に口が出来たまゆ玉は「スズメノショウベンタゴ」などと呼ばれている。タゴとは水を運ぶ桶の事らしい。
 今日はまた節分前の寒さが蘇ってかなり寒く、手袋をした手が冷たい。
  
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2011年02月10日 Posted by 松ぽっくり at 17:05Comments(0)畑地

初見

     オオツメクサ


    ガクや花柄に腺毛が目立つ(花は直径7~8㍉)


 収穫の済んだ野菜畑の端、「ホトケノザ」の葉蔭に白い小さな花がちらほら見えた、近づいてみるとヨーロッパが原産のオオツメクサのようだ。恐らく肥料か何かに種が紛れていたのでしょう、このフィールドでは初見になります。
ただよく似ている「ノハラツメクサ」の可能性もあるので後日、種を採取して確認する必要があります。
 予報通り午後に全天が雲で覆われたが、今すぐ雨の降る様な雲ではない。それにしても随分と久しぶりの空模様だ。願わくば夜にでも一雨ある事を祈りたい!


  
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2011年02月06日 Posted by 松ぽっくり at 16:35Comments(0)畑地

連想

     ラセンソウ果実




 9月17日に、花と出会ったラセンソウですが、見るからにくっつきそうな果実を沢山実らせました。
その時「ラセンソウ」の名の由来を毛のある果実から毛織物を連想する、と書きましたがよくよく見ると先の曲がった鉤の様なトゲからは毛織物と云うよりはマジックテープの一面が連想されます。
 今日は台風一過の晴天を期待したのですが、朝から小ぬか雨模様のはっきりしない天気です。
そんな空模様にもめげず、河原の広場はおびただしい数のシニアプレーヤーが集まっています、GGの大会のようでした。  
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2010年10月31日 Posted by 松ぽっくり at 22:52Comments(0)畑地

他説

     イヌタデ


      別名はアカマンマ


 明日は嵐が来ると云う、曇天の中イヌタデが茶畑の法面を何処までも赤く染めていました。 どこでもみられるイヌタデですがこれだけ見事に咲いていると壮観です。
草の手入れはされていますから、農家の方もここだけあえて残したように見えます。
「犬蓼」の名前は、辛みがあって食用に利用される「ヤナギダデ」に対し、辛くないのでこの名前が付きました。
植物の世界では「似て非なるもの」「食べれない」ものなどによく「犬」を付けますがこれは蔑称では無く、否定の「イナ」が変化したもの、と云う説もあります。  
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2010年10月29日 Posted by 松ぽっくり at 17:28Comments(0)畑地

見応えのある

         サクラタデ


      サクラタデ雌花、3本の花柱は雄しべより長く花の外へ突き出る    


 先日「ヤマハッカ」の咲いていた草地の並びで少し離れた道端にサクラタデが咲き始めました。
サクラタデは水辺や湿地に生えるものと決め込んでいたので、これもまた意外でした。
今は茶畑や畑になっているが、川からそんなに離れていない事を考えると昔は湿地だったのかも知れない。
それはともかくとして、地味なものが多いタデの仲間の中にあって1個1個の花の大きさと云い淡いピンクの花の色と云い、充分に見応えがあり、好きな花のひとつです。
この所思いがけない出会いが続きます。face22  
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2010年10月15日 Posted by 松ぽっくり at 23:26Comments(0)畑地

最強害草

      イチビ


 畑と道路の間にアオイ科のイチビが「マメアサガオ」などと絡まっていた。地を這うような形で花と実を付けていましたが、本来は直立して大きくなると150㌢を超える程になります。
インド原産で強靭な茎から繊維をとる為、古く中国を経て渡来したと云われています。しかし最近は輸入飼料などに混入して入って来たものが、飼料畑や畑地に広がって最強の害草と云われる様になっているらしい。
トウモロコシ畑に入り込んだものは高さ250㌢程にもなったとの事です。
  
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2010年09月26日 Posted by 松ぽっくり at 17:33Comments(0)畑地

くびれ

     アメリカアサガオ


  ガクは肉厚で裂片は内側に巻き込み、その先は反り返る。これも識別ポイントの一つ


 手入れが止まってしまった茶の木に「ホシアサガオ」と一緒にアメリカアサガオが絡みついて朝日の中、沢山の花を付けていました。
花は直径3㌢程で普通のアサガオより一回り小ぶり、花の色は色々あるようですが空色のものによく出会います。葉の形は深く3裂しますがその切れ込み方は真中がくびれる程で、この形も識別ポイントのひとつになります。
熱帯アメリカが原産で戦後、帰化が認められ、各地の道端などでよく見かけるようになりました。
 スズメガ科のヒメクロホウジャクがホバリングしながら、長い口吻で蜜を探っては花から花へ飛び回っていました。


  
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2010年09月25日 Posted by 松ぽっくり at 17:29Comments(0)畑地

黄色に統一

        ラセンソウ


       直径7ミリ程の花糸まで黄色い花


 「ギチギチギチッ」 青空にモズの高鳴きが響いて乾いた風が気持ちいい!
放置された畑の正面で「カラムシ」の葉に少し似たラセンソウが小さな黄色い花を付けていた。
花はガク片、花弁、雄しべまでも黄色に統一してこだわっているが、近づいてよく見るとガク片の先端に「無精ひげ」の様な毛が生えていた。
名前は毛のある果実を毛織物にたとえ、羅氈草(ラセンソウ)となったようです。
シナノキ科の草本はわが国には少ない。


  
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2010年09月19日 Posted by 松ぽっくり at 13:48Comments(0)畑地

星の数ほど

      ホシアサガオ




 雨の上がった朝、イヌマキの垣根に絡んだホシアサガオがそれこそ星の数ほど(ちょっと言い過ぎかな) 空を見上げて咲いていました。
花柄は葉柄よりも長く、その先に直径2㌢程の花を数個固めて付けている。花の色は淡紅色で中心が紅紫色になるものが多い。
サツマイモ属のこのツル草は北アメリカ原産で戦後に帰化したと云われています。
 雨の上がった後も曇り気味で気温は27℃程、大変過ごし易い日でした


  
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2010年09月15日 Posted by 松ぽっくり at 17:23Comments(0)畑地

日が暮れてから

     カラスウリ


 ドラマは日が暮れてから。
イヌマキの垣根に絡んだカラスウリが早くも蕾を付けた。この花は日が暮れてから繊細で白いレース編みの様な花をひっそりと開く。花は雌雄別株のため夏の宵に訪れる蛾にその橋渡しを委ね、翌朝には萎んでしまう。したがってこの花を知っている人は案外少ない。
 折を見て開花を撮りに行ってみるつもりです。  
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2010年07月18日 Posted by 松ぽっくり at 17:05Comments(0)畑地

神事に

     サカキ


        花は白から次第に黄色味がかる


 みかん畑の隅に植えられているサカキの蕾が開き始めました。
神事に欠かせない神聖な木、と云う事で「榊」と書きます。
しかし昔はマツ、スギ、カシなどの常緑樹を広く「サカキ」と言っていた事もあるらしい。
そして「天の岩戸」の伝説以来、常緑樹を神前に供えたと云われる。これがいつの間にか「オガタマノキ」や香りの良い「シキミ」に代表され、それがまたツバキ科「サカキ」で玉串をこさえたりするようになった。
従って古歌などに出てくる「サカキ」は必ずしも今の「榊」とは限らないようです。
ややこしや~face09
  
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2010年06月09日 Posted by 松ぽっくり at 22:03Comments(0)畑地

野菜系

 風の質が変わってしのぎ易い、その風に乗ってジンチョウゲの香が漂う。
我が家のものはまだ香を放つまでには至っていないが、寸前ではある。
いつもと違う道に入ってみた。道ばたの猫の額ほどの畑に「ブロッコリー」と「チンゲンサイ」の花が咲いていた。
家で食べきれずにそのままにされたのだろうか?それとも花をいただくのかな?
昨日も触れたが、両種とも「アブラナ属」なので花はよく似ている。
この所、野菜系が多くなっている、face10フィールドの動きが目に見えてくる日も近いはず。


ブロッコリー花




























チンゲンサイ花  
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2010年02月23日 Posted by 松ぽっくり at 18:36Comments(0)畑地