繊細な

 午後に曇ると聞いていたが思いの外もってくれて有難かった。
突き当たりのお地蔵さんの下、河原に比べると風当たりが穏やかな足元で「ヤブジラミ」の細かく繊細な葉が薄く色を染めて春を待っています。
エノキの落ち葉の上では「ナナホシテントウ」も休んでいました。
冬の間は石の下とか落ち葉の下など多少湿り気のある所でジッとしているはずですが、気温が上がるとノコノコ出てくるのでしょう。
まだアブラムシも少ないこの時期、肉食の彼らは何を食べているのでしょう? 虫ごとではありますが気になります。

                                              ヤブジラミの葉











































                                     ナナホシテントウ
  


2010年01月31日 Posted by 松ぽっくり at 17:38Comments(0)フィールド

後回しに

 寒さが気にならない陽気です。まあ体が寒さに慣れたせいもあるが、のんびりペダルをこいでいると上着が邪魔に思えたりします。
河原の木の実が姿を消して、そして家の近くのクロガネモチの赤い実も少なくなってきた。しかし土手に植えられている「シャリンバイ」の黒い大きな実は相変わらずで数が減った気配もない。
昨年は1月の半ばには無くなっていたような気がするが、今年はまだ他に食べるものが有るのだろうか?
近づいて触ってみるとかなり堅い、偏見かもしれないがあまり美味しそうにない、鳥が後回しにするのが分かるような気がする。face10
 1月も明日で終わり・・早すぎませんかーicon10


シャリンバイ果実  
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2010年01月30日 Posted by 松ぽっくり at 15:56Comments(2)フィールド

ほどき始めた

 総合福祉会館の横のポケットパークに『シナマンサク』が植えてあったのを思いだして、またまた道草です。
奥まった隅に高さ3㍍程の木が何枚かの枯れ葉と沢山の蕾を付けて佇んでいました。
目を凝らして探すと一個だけ、折りたたんだリボンのような花弁をほどき始めた花が見つかりましたが、見頃にはもう少し時間がかかりそうです。
マンサクの名前は早春に「まず咲く」がなまってマンサクになったとか ・・
この所抜けられない事が続いて本日もフィールドはお休みしてしまいました。
風が少し強かったが暖かな日でした。

                                            シナマンサク

  
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2010年01月29日 Posted by 松ぽっくり at 21:09Comments(0)寄り道

様相を異に

 今日は朝から雨、結構まとまった量が降りました。
したがってフィールドはお休み、写真は昨日撮った『トウカイタンポポ』です。
この時季の河原のタンポポは冷たい風を避けるため地面すれすれに咲いています。土手の内側の陽だまりに咲いているものとは大分様相を異にします。
このフィールドのタンポポはほとんど「トウカイタンポポ」別名「ヒロハタンポポ」で「セイヨウタンポポ」はたまにしか見つかりません、まったく無い訳ではないのでもっと広がるかと心配していましたが変化は無いようです。
昨春、河原に大群落を作ったのは「トウカイタンポポ」でした。

 ベランダの「ジンチョウゲ」の蕾も大分膨らんできました。

                                              トウカイタンポポ


  
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2010年01月28日 Posted by 松ぽっくり at 16:56Comments(2)雨の日

遅れて

 水路の斜面に随分遅れて『スイセン』が咲いた。どうしてこんなに遅い?
室町時代の辞典には漢名「水仙華」和名「雪中華」と載っていたがどう言う訳か和名を押しやり漢名が残ってしまった。
その訳を「水の仙人」を意味する水仙の字の妖しさから、と云う識者もいる。
スイセンの属名「narcissus」は美少年ナルシスが森の妖精の呪いで自分を愛するようになってしまったと云うギリシャ神話によるものとか、「ナルシスト」と云う言葉の語源でもあると云う。
 フィールドは多少風はあるが日差しが暖かい、明日は雨になるらしい。



  
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2010年01月27日 Posted by 松ぽっくり at 16:05Comments(2)フィールド

消え入りそうな

 消え入りそうな月が浮かんだフィールドはいい日和でした。
西側の斜面で『メリケンカルカヤ』の綿毛が午後の陽に透けて光っていました。よく見ると毛の中に針の様な長いノギの付いた種がかすかに見えます。
前年は河原が中心だったものが今年は土手の斜面にも徐々にそのテレトリーを広げてきました。
帰化植物の面目躍如と云った所でしょうか。北アメリカ原産で漢字は「米利堅刈萱」をあてられました。face02
赤みがかった枯れ色はススキなどの枯れ色と明らかに異なり遠目にも分かります。






























メリケンカルカヤ  
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2010年01月26日 Posted by 松ぽっくり at 16:42Comments(0)フィールド

〇〇と煙は・・

 出かけたついでに池ヶ谷付近の農道に上がってみました。
〇〇と煙は高い所に登る」と言いますが、見晴らしの良い高い所は気持ちがいいものです。\(^o^)/
農道わきの僅かな空き地でが咲き始めていました。
「梅一輪、一輪ほどの暖かさ」嵐雪 
こうして季節は一歩一歩、節分、立春へと向かって進んで行くのでしょう。
畑の隅では「コハコベ」が冬とは思えないほど青々と茂っていました。この逞しさにはいつも脱帽です。
 今日はフィールドはお休みしました。
 














































コハコベ  
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2010年01月25日 Posted by 松ぽっくり at 16:22Comments(0)寄り道

冬木立ち

 日曜のフィールドはいつもの様に少年野球で賑わっている。小学生と思われる少年たちがバントや走塁、けん制球の練習を繰り返しています。
尽きる事が無いのでは、と思えるエネルギーに羨望 (>_<) の感を持ってしばらく眺めてしまった。
 この季節、葉を全て落とした落葉樹は樹形がはっきりします。
大型の葉をもつ「オニグルミ」は太い枝、小型の葉をもつ「コナラ」は細い枝。それぞれ枝の張り方に個性が見えます。
ただオニグルミは「大型の葉」と言っても羽状複葉なので一見すると小さく見えます。
 気のせいか、吹く風の角が少し取れた様に感じます。


オニグルミ

























コナラ  
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2010年01月24日 Posted by 松ぽっくり at 16:09Comments(0)フィールド

一つだけ

 枯草色が支配する河原、ちょっとした色合いが目を引きます。
赤く輝く「テリハノイバラ」黒紫色の「カワラナデシコ
そして一つだけ取り残された『カラタチ』の実は空を仰いでいます。
カラタチも以前はよく生垣などに使われていたが最近はあまり見かけなくなりました、大きな刺が嫌われたのでしょうか?
カラタチを食草の一つにしていたアゲハの幼虫もそのあおりをくっている。カラタチの名前は「唐橘」が省略されたようです。

 それでも日脚は随分と伸びてきました。
カラタチ果実

テリハノイバラ紅葉

カワラナデシコ冬姿

  
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2010年01月23日 Posted by 松ぽっくり at 17:17Comments(0)フィールド

その香気から

 今日はクルマが釘を拾ってしまい、思わぬ時間を取られてしまった。
したがってフィールドは短縮コースに。
土手の下のミカン畑の隅にある『シキミ』が花を開き始めました。別名「はなのき」あるいは「香花」と呼ばれ、仏壇や墓などに供える為に畑の隅などによく植えられています。
その香気から樹皮や葉は「抹香」や「線香」の原料にされる反面、木全体が有毒で、特に果実は猛毒。
そして「シキミ」の名前も「悪しき実」がなまったものと言われています。
時折吹く風がやむと日差しは結構暖かい。



シキミ  
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2010年01月22日 Posted by 松ぽっくり at 16:07Comments(0)フィールド

銀葉

 雨上がりの暖かい朝でした。風の質が違うのが分かります。
久々のお湿りでフィールドはしっとり感が有ります。
土手の下のお宅の庭では『ギンヨウアカシア』が溢れるほど沢山の蕾を付けていました。
名前は葉が銀白色をしているので「銀葉アカシア」と付けられました。他に「フサアカシア」などもありますがいずれもオーストラリア原産です。ただ庭に植えられるのは「ギンヨウアカシア」が多いようです。
2月に入ればすぐ「小さなポンポン」のような花を沢山付ける事でしょう。
ミモザ」はフサアカシアの別名でこの花の色を「ミモザイエロー」と呼びます。
今夜から又平年並みの気温に戻るらしい。春まだ遠し、と言う事だ。

ギンヨウアカシア
つぼみ  
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2010年01月21日 Posted by 松ぽっくり at 16:27Comments(2)フィールド

「鬼」が付くと

 今日は「大寒」ですが、皮肉にも南の風が吹いて気温が上がりました。ただフィールドは気温ほど暖かいとは感じませんでした。
土手の下の空き地で『オニタビラコ』が開花していました。
この花は道端や畑の隅、街中のアスファルトの隙間などでもほぼ一年を通して見られます。背丈は20㌢程から1㍍に達するほど立派なものまでありますが花の大きさは7~8ミリと小ぶりです。
「鬼田平子」の名前は春の七草の一つ「小鬼田平子(ホトケノザ)」に花が似ているので付けられたようです。
植物や昆虫などで名前に「鬼」が付くと、それは大抵「大きくて荒々しい」様子を表します。
 花の少ない季節は、見慣れた花を再確認するよい機会を与えてくれます。


オニタビラコ
  
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2010年01月20日 Posted by 松ぽっくり at 18:02Comments(0)フィールド

横切るものは

 さすがに今日は暖かです。こんな日は何処までも進みたい気持ちになりますが、午後の予定を考えるとそうもいきません。
上空は白い尾を引いて横切るジェット機の他は何もありません。
ジェット機と云えば今日はやけに目に付きます。次から次と5分ほど見上げている間に10機が東から西へ横切って行きました。丁度ラッシュの時間帯なのでしょうか。face10
土手の斜面では『ギシギシ』が見事に色付いています、草の盛りにはあまり目を向ける事もないのですが、この時季、この色を見るとついつい撮ってしまいます。face10
 暖かさに誘われたのか土手を歩く人々の数も多いようです。






















ギシギシ  
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2010年01月19日 Posted by 松ぽっくり at 13:23Comments(2)フィールド

生きるための

 市街地のクロガネモチなどはまだ沢山実を付けていますが、フィールド内のトウネズミモチやセンダン、クロガネモチ、ピラカンサ、などの実はほぼ鳥たちの腹に収まったようです。
桜の枝では小さな猛禽、モズが地上の獲物を鋭い眼光で追っていました。
みんな生きる為のレースをひた走っています。
土手の下の「オニグルミ」に近寄ってみると羊の顔のような葉痕の頭の上には早くも雄花の蕾が成長していました。寒の内も寒波も『いつもの事だよ』と言わんばかりで、春への準備は怠りありません。
明日あたりから寒波はいったん和らぐ様ですがそれもつかの間の事、ゆきつ戻りつ季節は巡るのでしょう。

モズ






















オニグルミ  
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2010年01月18日 Posted by 松ぽっくり at 16:15Comments(0)フィールド

冬芽つづき

 風の弱い河原は日差しが嬉しくて、着膨れした背中がポカポカ。マフラーがうっとうしく感じるほどです。
昨日の続きで、冬芽を探してみました。
アカメガシワ」の冬芽は[裸芽]と呼ばれますが、まったくの裸ではない。星状毛と呼ばれる毛を密生していて、さしずめ毛の荒いセーターでも着ている感じです。
春も早くに芽吹く「アケビ」の冬芽は気のせいか膨らみを増したように感じます。昨年は確か2月後半には葉を展開し、3月に入ると花を付けたと記憶しています。
 幼子と遊ぶ若い夫婦、カイトを上げる兄妹、少年野球・・・日曜の午後は賑やかです。


アカメガシワ冬芽
























アケビ冬芽  
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2010年01月17日 Posted by 松ぽっくり at 15:37Comments(0)フィールド

短縮パターン

 今朝も寒いですが風が無いのでかなり違います。
今日は午後から用事が有りますので、短縮パターンで行って来ました。
昨日、例にあげた「コナラ」と「ハクモクレン」の冬芽を撮ってきました。 
ハクモクレンはご近所の枝を撮らしてもらおうとしていたら犬に吠えられてしまい、早々に退散です。
コナラの冬芽は枝先に沢山付きますが、よく似ている「クヌギ」は2,3個と少ない。
週が明ければ大分暖かくなるらしい。予報が当たる事を祈りたい。


ハクモクレン
























コナラ  
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2010年01月16日 Posted by 松ぽっくり at 11:03Comments(2)フィールド

粘液で

 気圧配置の等圧線の感じではもう少し風が弱まるかと思いましたが予測は見事に外れました。
冷たい風が結構強い(河原は特に)
 近所の小学校にある「トチノキ」の冬芽が弱い日差しにキラリと光っていました。
トチノキは冬の寒さと乾燥から芽を守るため、表面に粘液を分泌しています。
トチノキは芽鱗と粘液ですが、ハクモクレンは白い毛のコート、コナラやサクラは芽鱗と呼ばれる魚のウロコのような上着で、
この様に植物はそれぞれの手法で冬を耐えています。
そして着膨れした私はポケットにホッカイロを忍ばせて・・・ (-"-)、



トチノキ冬芽  
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2010年01月15日 Posted by 松ぽっくり at 15:59Comments(0)近所

枯れ姿が

 寒さは今日が底ではないかと思われます。着れるだけ着て丸くなって出かけてみました。
近所の土手の斜面に「ツリガネニンジン」の枯れ姿が強い風にも負けずスクッと立っています。
この草は春先の芽出しから開花、草刈り後の2度目の開花と、何回も取り上げさせて頂いた馴染み深い草です。
根は「チョウセンニンジン」に似ていて、成分もサポニンを含み、去痰や強壮剤として利用されたようです。
それにしても風がきつい。若菜の摘める春が待たれます






  
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2010年01月14日 Posted by 松ぽっくり at 15:07Comments(0)フィールド

人影も

 雪が降りました。降ったと云うより《舞った》と云う方が合っているかも知れない。
とりあえず出かけてみましたが、河原には人影もなく、風が身を切るような冷たさにギブアップ。 あっさりUターンです。
 今夜はキムチ鍋でもして温まる事にしよう。



  
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2010年01月13日 Posted by 松ぽっくり at 16:42Comments(2)フィールド

有史以前に

 久しぶりに弱い雨が音もなく降っています。乾燥しきった大気は一息と云った所でしょう。
そんな訳でフィールドはお休みして、昨日写した『ノゲシ』を取り上げました。
この花もいつでも何処でも見られるのでのでついつい軽んじられてしまいがちです。
世界的に見ても普通に見られる雑草のひとつになっています。
ヨーロッパから世界中に広がり、日本には有史以前に中国を経て入ったと考えられているようです。
花期は一応4月~7月となっていますが、静岡ではほぼ一年中、道端や畑の縁などで見る事が出来ます。
ただ単独や数株で生えていて、群生している姿は見た事が有りません。
名前は葉が「ケシ」に似ている事から「ノゲシ(野罌粟)」と付けられました。
明日からはまた一段と冷えるらしいicon15



ノゲシ  
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2010年01月12日 Posted by 松ぽっくり at 14:42Comments(0)フィールド