はかなく消えて

     ツユクサ


 斜面の角度を改良して芝を植えた所に草達が進出を始めてきました。芝の中に種が入っていたのでしょうツユクサも広い範囲にポツポツと咲いています。
写し易い所なので3枚の花弁を狙って見ました。両サイドの青い花弁はすぐ解りますが下側の一枚は小さく半透明なので案外気づきません。折が有りましたらご確認ください。face02
 この花の汁は昔から日本でも中国でも着色に用いられ、色を付ける草と云うので「ツキクサ」とも呼ばれました。ただこれで着色した色はやがてはかなく消えてしまいます。「万葉集」ではこのはかなく消えるツユクサの花の色と、はかない恋の苦しさと結び付けていくつかの歌が詠まれています。



  
タグ :植物


2010年08月04日 Posted by 松ぽっくり at 23:17Comments(0)フィールド