=超悲惨=

 フィールドで「ヘクソカズラ」が目に付き始めました。
いつも思う事ですが凄い名前を付けたものです。いくら臭気があるとは云え『』と
クソ』、強力なやつを2つも並べられたら=超悲惨=。その臭気も花や葉をそのまま嗅いても臭いません。揉んだり潰したりして初めて臭うのですが・・・。 ただ、万葉にも「クソカズラ」と詠まれているらしいので、昔からの流れで仕方無いと云えば仕方無いのかもしれない?face07
そして別名が「サオトメカズラ」まさに手のひらを返した様な命名で、命名者の心境を推し量ったりしてしまいます。icon10
もう一つの別名は「ヤイトバナ」こちらは花の中心がお灸のあとに似ているからとか。どこでも普通に見られる草で、花期も長くこれから秋まで次々と咲きます。
花期が長いと云えば4月半ばに咲きだした「ミヤコグサ」もいまだに花をつけています。
斜面のシロツメクサには「オオハナアブ」が訪れていました。
   
左からヘクソカズラ×2、ミヤコグサ、オオハナアブ
  
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2009年07月04日 Posted by 松ぽっくり at 18:17Comments(2)フィールド

ヤブカンゾウ

 他から大分遅れて「ヤブカンゾウ」が本格的に咲きだしました(途中で一回刈られた事を思えば早い方かも知れない)「ノカンゾウ」に比べると八重なので厚ぼったい感じはするが、色が色だけに遠くからでもすぐわかる。春先には若芽を山菜として利用させて頂いたおなじみの花です。face02
セッカの声を聞きながらゆっくり進む、河原のヤナギに這い上がっている「クズ」は早くも蕾を開き始め、夏を実感させてくれる。梅雨明けも遠くないのだろうか?
藪の傍で突然大きな虫が目の前のカヤにとまってこちらをジロリ、急いで一枚、二枚目をと、思ったとたんに飛び去った。中々渋いいでたちの「クワカミキリ」でした。このカミキリはクワやイチジク、クルミなども荒らす悪役で、存在感もたっぷりではありました。
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左からヤブカンゾウ×2、クワカミキリ  
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2009年07月03日 Posted by 松ぽっくり at 18:03Comments(0)フィールド

ヒメスイバ

 今日は『半夏生』夏至から数えて11日目、カラスビシャク(漢方名半夏)の生える頃との事ですが、カラスビシャクは5月頃から生えていますので?icon10 ともかく農業の目安にされた日のようです。もう一つ、ドクダミの仲間で「ハンゲショウ」がありますが、こちらは丁度今頃咲きます。
土手の斜面で「ヒメスイバ」が一斉に咲きました。ユーラシア原産のこの草は普通のスイバに比べるとかなり小型で高さ30㌢ぐらいでしょうか、草刈がされたおかげで十分に日が当たり一斉に花を付けたのでしょう。
ススキの葉に「ホソヘリカメムシ」が行儀よく止まっていました。時々マメ科やイネ科の農作物に害を与えて嫌われます。
この所の雨は夜降って朝には上がると云うパターンで実にいい塩梅です。


左からヒメスイバ、同雄花、ホソヘリカメムシ  
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2009年07月02日 Posted by 松ぽっくり at 18:41Comments(0)フィールド