太く短い

         ウツボグサ




 チガヤの穂はほうけて膨らみ、風が小さな種の付いた綿毛をあたり一帯にまき散らして道端には綿ぼこりの様に積もっています。
そんなチガヤに埋もれるようにウツボグサのトップバッターが姿を見せました。
花の咲く前はその気配さえ感じさせませんが、鮮やかな青紫色の花が咲くとよく目立ちます。
太く短い穂に唇型をした花が下から上に順に咲いていきます。
 夏、花が終わると穂はカサカサと乾燥して黒っぽくなるので「夏枯草(カコソウ)」とも呼ばれます。
 例年なら5月の内に姿を見せるので今年は少し遅れた事になります。

  
タグ :植物


2011年06月07日 Posted by 松ぽっくり at 16:35Comments(0)フィールド