アルカロイドを含み

     ハシリドコロ


 昨日は仲間とハシリドコロを確認しに行って来ました。何年か前、沢筋の斜面に群生している所を見ていますが、そのまま残っているか多少心配しながらの出発です。
 例年の30%にも満たないと云う少雨で最初の沢筋はほとんど水が無く、地表の緑もまばらで心配がつのります。それでも少し下った沢に行くと此処は多少流れが有り、お目当ての「ハシリドコロ」が水々しい緑を見せています。花は丁度咲き始めた所の様で数は多く有りませんが、取りあえず見る事が出来ました。icon14
この一風変わった名前は、地下茎に数種のアルカロイドを含み、誤って食べると苦しさのあまり走り回る事から付けられたと云われています。しかしこの毒も使いようによっては薬となり「ロート目薬」とか「ロート胃腸薬」などはこの毒から抽出した薬です。

 周囲を見渡すと「アブラチャン」「ダンコウバイ」「バッコヤナギ」「ミツマタ」「クロモジ」などが控えめな花を付けて山の春を演出していました。icon12
                                     ミツマタ


  
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2011年04月03日 Posted by 松ぽっくり at 16:17Comments(0)花を訪ねて