氷の花

      シモバシラに出来た霜柱






 今日は「愛と希望と勇気の日」なのだそうです(南極で「タロ」と「ジロ」の生存が確認された日)
それとはまったく関係ありませんが、情報を頂いてシソ科のシモバシラに出来る「霜柱」を見に行って来ました。
この寒さなので山の日蔭は10分もすると鼻の先が痛くなってきます。お陰で10時を過ぎても霜柱はとけずにしっかりと自然の造形の妙を見る事が出来ました。
 この現象は外気が氷点下になり、地上部が枯れても、地中はまだ多少暖かく根は生きています。そこで吸い上げる力の強いものはまだまだ水を吸い上げます。吸い上げられた水は枯れた茎の隙間から浸み出し、これが外気に触れて凍り始める。そして茎がどんどん破れ広がり氷の花も次第に大きくなります。しかし最後は地中も凍って水を上げる事が出来なくなり氷の花は終わります。
 一定の条件を満たした時、短い時間自然が見せてくれる繊細な造形ではありました。  
タグ :自然


2011年01月14日 Posted by 松ぽっくり at 17:20Comments(2)花を訪ねて