ひょっこり
小鬼田平子


日脚が伸びて暖かい日が来ると顔馴染みの花達がひょっこりひょっこり顔を出す。
田んぼの南向きの畦、『コオニタビラコ』(春の七草で云う所のホトケノザ)が今年も顔を出した。
タンポポをグーッと思い切り縮小した様な1㎝にも満たない小さな花だが、春の日を受けてその存在を虫達に大いにアピールしている。
大分以前の話ではありますが、「ホトケノザ」が2つあっては紛らわしいと云う事で牧野先生に判定をお願いした所、双方の言い分に軍配をいずれにも上げかねて、両方を食べ比べてみる事に、
七草のホトケノザは結構いけるが、シソ科のホトケノザはまずくて食べられないと云う事が判明、そこで先生はシソ科の方を「ニセホトケノザ」とすべし、と云う結論を出されたとか。
現在の図鑑等を見る限りさすがにそうはならなかったようです。


日脚が伸びて暖かい日が来ると顔馴染みの花達がひょっこりひょっこり顔を出す。
田んぼの南向きの畦、『コオニタビラコ』(春の七草で云う所のホトケノザ)が今年も顔を出した。
タンポポをグーッと思い切り縮小した様な1㎝にも満たない小さな花だが、春の日を受けてその存在を虫達に大いにアピールしている。
大分以前の話ではありますが、「ホトケノザ」が2つあっては紛らわしいと云う事で牧野先生に判定をお願いした所、双方の言い分に軍配をいずれにも上げかねて、両方を食べ比べてみる事に、
七草のホトケノザは結構いけるが、シソ科のホトケノザはまずくて食べられないと云う事が判明、そこで先生はシソ科の方を「ニセホトケノザ」とすべし、と云う結論を出されたとか。
現在の図鑑等を見る限りさすがにそうはならなかったようです。